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2018-03-30

ハマナカモヘアの話

こんばんは。ユウどす。

きょうは以前書いた、モヘアのセミの羽について解説しますぅ。

工場から製品になる前のモヘアを取り寄せてみました。

ちなみに、以前の記事はこちら ↓

ハマナカ内覧会&懇親会と ここだけの話

抜粋しますと…

おなじみすぎて、みな知らはらへんことどすけど、ハマナカモヘアって、デメリットをメリットにかえたすごい糸なんどすぇ。 ハマナカモヘアはモヘアとアクリル繊維を混ぜとりますけど、混ぜるときに注意せなあかんのが、アクリルの収縮どす。 収縮しすぎると、モヘアが収縮せずに、セミの羽みたいな毛羽が出来てまうんどす。 そんな失敗例を逆手にとって、ハマナカモヘアはあえてセミの羽を出して、その羽を引っ掻いて起毛したんどす。
すると…セミの羽部分は、縮まないモヘアどすから、そのモヘア部分だけを起毛できる…そうすると…糸の表面に出るのはモヘアだけ! しかも起毛部分の長さも均一。 そして、アクリルがしっかり縮んどりますから、毛抜けもない。

ちょっと長ぅなりましたな。

上記のセミの羽ゆうのがどないなもんか、分からないゆうお声がありましたんで、今日はそれをお見せしたい思います。

左から、モヘアの生糸。

これは紡績したてのほやほやな状態どす。

真ん中が、バルキーゆうて、蒸気をあてた後の状態どす。

右が、それを針で引っ掻いて起毛した状態どす。

セミの羽は、この真ん中の、バルキーした状態んとこに現れます。

左が起毛したモヘア、右がバルキーした状態。

違いがなんとなく分かります?

右はなんやごわごわしとりますやろ?

はい。

分かりやすいように黒い上においてみました。

さらに拡大。

なんや、よれよれな感じどすな。

はい、さらに拡大。

分かります?

なんやボコボコしとりますやろ?

まあるい粒が連なったように見えまへんか?

下手くそな三つ編みみたいな。

これがセミの羽状態。

このセミの羽を針でかき出すと…

セミの羽の部分がかき出されて、きれいに起き上りました。

ふわふわどす。

ふわふわと立ち上がってる部分がモヘアの毛。

これを収縮したアクリルがしっかりホールドしとりますから、毛抜けがなくて編みやすい!

さらに仕上がりも美しい‼︎

毛抜けがないから、扱いやすく、美しさもホールド!

な〜んて素晴らしい‼︎ハマナカモヘア。

ゆうことなんですわ。

みなはん、ハマナカモヘア、ごひいきにお願いしますぅ。

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