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2018-04-20

ニット男子ユウくんの 女子会での実験の狙い

こんばんは。ユウどす。

こないだマナちゃんが書いたはった、日本蚕毛さんとの女子会の記事

編み地をほどく実験について補足しときまひょ。

結果、実験としては失敗どしたが、なんでこの実験をしたのか、その狙いについて書きますぅ。

用意した編み地は3つ。

それぞれ原料構成の異なるエクシードウールL、アメリー、ラブボニー。

エクシードウールLはウール100%。

アメリーはウール×アクリル。

ラブボニーはアクリル100%。

糸の太さの近い3品種を選びました。

編み地はそれぞれ編んで2週間ほど放置した状態どす。

エクシードウールLをほどいてみました。

ぼくの手前が編んでない糸、マナちゃんの前がほどいた糸どす。

ほどいた糸は、若干ウエーブがかかっとります。

こちらはアメリー。

茶色いのが編む前。赤いのがほどいた後どす。

こちらも若干そば状態。

最後はラブボニー。

マナちゃんの持ったはるのが編む前。

ぼくが持っとるんが、ほどいた後どす。

写真では分かりにくいんどすが、肉眼では、編む前後で一番差がなかったのがラブボニーどした。

これ、ようはどれだけ形状を維持していられるかの実験やったんどす。

編んでほどいてを繰り返すと、糸がへたってきますやろ?

糸がプレスされて、形状がかわってるゆうことですわな。

したら編みにくくなるわけで、形状が維持できたら編みやすいわけどす。

予想では、ラブボニーが一番形状を維持できて、ついでアメリー。

エクシードウールLは形状変化が強いやろう…と。

なぜなら、アクリルには弾力があるからどす。

そもそも化繊のが跡がつきにくいどすやろ?

たとえば、人間の髪と、リカちゃん人形の髪を三つ編みしたら、どちらがくせつきますか?

人間の髪のがくせはつけやすいどすな。

だから、アクリルが一番くせはつかへんし、もとの形状にもどりやすいやろう…と。

確かにラブボニーはあまり跡はつかんと、編み直しても、編みやすかったどす。

意外やったのがエクシードウールL。

形状の維持力が思ったよりあったんどす。

編み直しも、一回ではまったく遜色おまへんどした。

エクシードウールLで編むと模様がきれいに出るゆうお声をいただいとりましたが、それは形状維持力が高いから、編み地がふっくら立体的になるゆうことどすな。

アメリーも、形状維持力が高いから、編み地がふっくら立体的になるわけです。

いずれも、一回ほどいただけでは、実験としての精度は低いどす。

何度もほどいて、どれが一番形状維持できてるかを見たい気持ちになりましたけど…。

今回の実験では、ウール100もアクリル混も、ハマナカの糸は形状維持力が高かったゆうのが結論どした。

ただ、ウール100のが重くなるのと、だれてくるゆうのがあります。

だからドレープはきれいに出るわけどすけど…。

それぞれの糸の特性を活かして、作品をつくっていきたいどすなぁ。

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