ニット男子ユウくんの 女子会での実験の狙い
こんばんは。ユウどす。
こないだマナちゃんが書いたはった、日本蚕毛さんとの女子会の記事。
編み地をほどく実験について補足しときまひょ。
結果、実験としては失敗どしたが、なんでこの実験をしたのか、その狙いについて書きますぅ。
用意した編み地は3つ。
それぞれ原料構成の異なるエクシードウールL、アメリー、ラブボニー。
エクシードウールLはウール100%。
アメリーはウール×アクリル。
ラブボニーはアクリル100%。
糸の太さの近い3品種を選びました。
編み地はそれぞれ編んで2週間ほど放置した状態どす。
エクシードウールLをほどいてみました。
ぼくの手前が編んでない糸、マナちゃんの前がほどいた糸どす。
ほどいた糸は、若干ウエーブがかかっとります。
こちらはアメリー。
茶色いのが編む前。赤いのがほどいた後どす。
こちらも若干そば状態。
最後はラブボニー。
マナちゃんの持ったはるのが編む前。
ぼくが持っとるんが、ほどいた後どす。
写真では分かりにくいんどすが、肉眼では、編む前後で一番差がなかったのがラブボニーどした。
これ、ようはどれだけ形状を維持していられるかの実験やったんどす。
編んでほどいてを繰り返すと、糸がへたってきますやろ?
糸がプレスされて、形状がかわってるゆうことですわな。
したら編みにくくなるわけで、形状が維持できたら編みやすいわけどす。
予想では、ラブボニーが一番形状を維持できて、ついでアメリー。
エクシードウールLは形状変化が強いやろう…と。
なぜなら、アクリルには弾力があるからどす。
そもそも化繊のが跡がつきにくいどすやろ?
たとえば、人間の髪と、リカちゃん人形の髪を三つ編みしたら、どちらがくせつきますか?
人間の髪のがくせはつけやすいどすな。
だから、アクリルが一番くせはつかへんし、もとの形状にもどりやすいやろう…と。
確かにラブボニーはあまり跡はつかんと、編み直しても、編みやすかったどす。
意外やったのがエクシードウールL。
形状の維持力が思ったよりあったんどす。
編み直しも、一回ではまったく遜色おまへんどした。
エクシードウールLで編むと模様がきれいに出るゆうお声をいただいとりましたが、それは形状維持力が高いから、編み地がふっくら立体的になるゆうことどすな。
アメリーも、形状維持力が高いから、編み地がふっくら立体的になるわけです。
いずれも、一回ほどいただけでは、実験としての精度は低いどす。
何度もほどいて、どれが一番形状維持できてるかを見たい気持ちになりましたけど…。
今回の実験では、ウール100もアクリル混も、ハマナカの糸は形状維持力が高かったゆうのが結論どした。
ただ、ウール100のが重くなるのと、だれてくるゆうのがあります。
だからドレープはきれいに出るわけどすけど…。
それぞれの糸の特性を活かして、作品をつくっていきたいどすなぁ。
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