toggle
2018-04-06

仁和寺の話

こんばんは。ユウどす。

今月のマナちゃんのお部屋は、仁和寺どす。

今日は仁和寺のお話をしまひょ。

仁和寺は別名、御室御所ゆわれとります。

理由は、法王はんが建てたお寺やからどす。

仁和寺を建てはったんは、宇多法王、法王どすから、以前は天皇・宇多天皇どす。

法王にならはってからも、御所を操ってはったんどすやろなぁ。

裏ボスみたいなもんで、仁和寺は裏御所どすな。

この宇多法王はん、天皇の時は菅原道真公とか藤原氏以外の氏族も重用しはったんどす。

法王になってからも、菅原道真公の強力な後ろ盾になってはったそうどす。

ところが、仏道に熱中しださはったらしく…。

道真はんの援助する時間がなくならはったもんやから、道真はんは大宰府に流されてしもうて、北野天満宮に祀られるようになってしもたんどすな。

宇多法王はんは、ついには阿闍梨ゆう弟子をとれる高僧にならはったんで、仁和寺でお弟子をとらはったんですが、法王のお弟子さんになるんは、そら皇族どすわな。

仁和寺は、皇族の出家する寺=門跡寺院といわれとりました。

今はもう、皇族の出家者はいてはりませんので、旧門跡寺院といわれとります。

旧御室御所という名前も、今でも通用します。

菅原道真はんの件は気の毒どすけど、宇多法王が仏教にのめりこまへんかったら、北野天満宮も仁和寺もなかったかもしれまへん。

すべては、必然なんどすなぁ。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA