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2020-07-14

金平糖の話 その2

さてさて。

金平糖はどうやってつくるんか…のお話。

金平糖にはレシピがないんやそうで、一子相伝の職人技なんどす。

緑寿庵清水さんは、その名前の通り、代々清水さんが金平糖をつくったはります。

砂糖の金平糖をつくるのに二十年かかるんやそうどすぇ。

コテ入れ十年、蜜掛け十年、合わせて二十年どすわ。

前回金平糖は砂糖を固めただけやない、ゆいましたけど、まず固めるためには、核になるもんが必要なんどすわ。

それがやイラ粉といわれるもち米を蒸して細かく砕いたもの。

このイラ粉を、「ドラ」と呼ばれる斜めに傾いた、回転する大きな釜に入れます。

そしてグラニュー糖を溶かした糖蜜を振りかけ、火であぶりながら全体をかき混ぜます。

この時、ドラ全体に、まんべんなく糖蜜がゆきわたるように丁寧にかき混ぜていくんどす。

さらに、その日の気温や湿度によって、火力やふりかける糖蜜の量や濃度、釜の角度まで細かく調整しなければならんのどすが、それは経験の中でしか身につけられんもんなんどす。

職人さんは、釜の音を聞いて状態を見極めるんやそうどす。

五感を研ぎ澄ませて、体で覚える…まさに職人技‼️

で、この作業には二週間以上かかるんどす。

例えば、この年に一度しかつくれへん 究極の日本酒金平糖。

十八日間かけてつくったはるんどす‼️

そんなん書かれてたら、何や食べるのもったいのぅて…。

一箱大事にしもてたら、賞味期限がとっくにきれてしまいまして…。

この機会に開けてみよう思います。

高級感溢れる木箱入り。

瓶もすてきどすやろ?

木箱から出したら、ふわっと醸成された日本酒の香りが…。

 

以下、その3に続けますぅ❗️

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