toggle
2022-02-11

笹屋伊織はんにお邪魔してきました その2

女将はんと、打ち合わせさしていただいた後は、何と‼︎貴重な史料を拝見さしていただきました。

撮影OKとのことで、写真も撮らせてもらいました。

笹屋伊織はんの笹の字、よく見ると鶴なんどすわ。

鶴とか亀とかめでたい名前が屋号に入ってないんどすけど、笹の字に忍ばせたんやそうで。

雅どすな。

この螺鈿細工のお重みたいな容器は行器(ほかい)といって、ここにお菓子を詰めて、御所や公家さんのお屋敷にお届けしていたんやそうどす。

こちらは、昔のお店を清水焼で再現!

さすが京都の老舗。

心憎いどすわぁ。

ところで、ぼくは今回初めて知った言葉…

「左市遺店」。

笹屋伊織はんは、「平安左市遺店菓匠最旧老舗 笹屋伊織」と称されているんやそうどすが、どないな意味が?

かつて平安京のメインストリートである朱雀大路をはさんで東側を左京、西側を右京と呼ばれ、それぞれに市があったそうどす。

笹屋伊織はんは、左京にあった市・左市のあった場所に店を構えはったんどす。

で、その地に残った菓匠のなかで最も古い老舗やったんで、「平安左市遺店菓匠最旧老舗 笹屋伊織」と称されたんやそうどす。

なるほど。

右よりは、やはり左が格が高い思いますぅ。

こちらの額は、先先代当主の筆やそうで、

彼岸会に どら焼贈りて 京誇る

歌もよろしゅおすけど、

京を鼻にかけた絵も秀逸‼︎

歌の意味は…

彼岸ゆうたらおはぎ贈るもんやと思うたはるやろ?

全国どこも変わり映えせぇへんけれども、

京都にはどら焼がおますのや。

どら焼送ってみなはれ。

京都は他とは違いますのやで〜。

てな感じや思います。

分かる人には分かる、それが京都の心意気なんどすわ。

そういう意味では、歌の解釈つけたぼくも、野暮どすわ。

ちなみに…笹屋伊織はんにもおはぎはあります。

笹屋伊織 別邸(ホテル エミオン 京都1階)のみで販売したはるんやそうで‼︎

おはぎ好きなぼくとしては、食べとかなあきまへんなぁ。

お菓子の木型もいっぱいありました。

これはすごいお宝なんどすぇ?

これをつくるんも、技術なんどす。

ほんま、えぇもん いっぱい見させてもらいました。

ほんま、おおきにぃ。

 

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA