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2020-09-03

菊のじょうよまんじゅう

今月のマナちゃんのおへやの花は嵯峨菊、

和菓子は菊のじょうよまんじゅうどす。

この写真じゃあ、おまんじゅうがよう見えまへんので…。

おいしそうな おまんじゅうどすやろ?

じょよまんじゅうは、常用まんじゅう、上用まんじゅうとも書く場合がおますけど、

薯蕷饅頭と書くんがたぶん正しい思うとります。

なぜなら薯蕷(自然薯・山の芋)をすって皮にしてつくるんが、このおまんにじゅうだからどす。

常に用いられる、

上(身分の高い人)に用いられる、ということで、

常用も上用と書くんも分かりますけど。

白丸に黄い点のみで菊を表現…。

なんとみごとな簡略化❗️

これは江戸時代の画家・尾形光琳の意匠で光琳菊といわれとります。

光琳菊のじょうよまんじゅうは、鶴屋吉信はんとか、老松はんとかで買えます。

けど、実は10月のお菓子どした。

何でも先取りがえぇんどす。

じょうよまんじゅうなら、京都ではいろんなとこで買えまっせ。

いわゆる紅白まんじゅうは、じょうよまんじゅうどす。

じょうよまんじゅうがおいしくない和菓子屋は、他のもおいしくないゆうのがぼくの持論どす。

おいしい和菓子屋かどうか迷ったら、まずじょうよまんじゅうを食べてみとくれやす。

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