2020-03-09
さよなら 700系 後編
ありがとう700系新幹線弁当どす。
20年間お疲れ様どした…。
さてさて、前回はなんや700系の否定っぽい感じで書かせてもらいましたけど、ホンマはこの車両ってすごいんどす。
何がすごいかっていうと…。
まぁ、高速化を主に開発された300系と500系とは違い、この車両は0系と100系の全置き換えを目指して「新幹線電車の標準化」いうんを最初から考えてつくられた車両なんどす。
せやし、運用コストや製造コストに至るまでホンマ高次元で考えられとるんどす。
では、順に書かせてもらいますと、まずは形状どすな。
独特のカモノハシと言われているスタイルはその後の新幹線型の基礎になっております。
先頭車両は先頭だけやのうで、当然反対に走るときは最後尾の車両になるわけどすけど、そんときにあの形状が、特に威力を発するんどす。
いわゆる整流効果がある形状らしいどす。
もちろん先頭で空気抵抗を減らす形状であることは0系からずっと続いていたことどすけど、最後尾の空気の流れまで深く考えられたのはこの車両どす。
大きな物体が高速で空間を移動すると、その後には渦巻きの空気の流れができてしもて、それが動いてる物体引き戻したり、大きな音を立てたり、ブレを起こしたりといろんなことが起こるんどすけど、それも整える形状らしいどす、あれ。
また、新幹線の場合、トンネルに入った時と出る時には大きな空気の圧力が周辺にかかってしまって、大きな音になったり、振動させたりするんどすけど、それも軽減しとるんどす。
後、400mほどある新幹線の編成では、後ろに行くほど横揺れが起こりやすうなるんどすけど、それも軽減。
高速で走る300系や500系は乗り心地があんまり良うなかったんどすな。
まぁ、ほんと書くことに困らんほど色々改善されとりまして、この形式はN700,N700A,N700Sとどんどん改良されていっとりますが、基本的なスタイルは700系車両から大きく変わっておりません。
座席数もこの時から固定どすし、やっぱり偉大な車両どした。
ホンマお疲れ様どした。
お弁当にも、3月8日のラストランについて書かれてましまのに、ラストランイベントが中止やなんて、残念でなりまへん。
あっ、そうそう、東海道新幹線では引退しましたけど、山陽新幹線ではまだまだ走るそうどす。
乗りたくなったら新大阪か博多の間で乗ってみておくれやす。
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